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2024.07.05

頭(首)下がり症候群について

高齢者に増えている頭(首)下がり症候群について

おうか整骨院川越の高浦です。


最近ニュースで取り上げられている「頭(首)下がり症候群」ですが、進行が進むと頭を持ち上げる姿勢を保持できなくなるため、歩行だけでなく、食事をする際にも影響が出るようになります。リハビリ等で改善が見込めるうちはいいのですが、場合によっては手術適用となります。

*頭(首)下がり症候群とは・・体を起こしている状態で顔を持ち上げてまっすぐ前を向くことができない、首が絶えず前に曲がった状態で、体幹に対して頭部が前屈しています。仰向けに寝ると元に戻ります。(医療法人メディカルフロンティアHPより)


この頭(首)下がり症候群は原因によってリハビリの効果に高低が出てきます。原因となるものを以下に挙げていきます。

➀加齢による筋力低下
➁投薬の影響によるもの
➂脳の病気由来によるもの(パーキンソン病や脊髄小脳変性症など)
➃内分泌疾患によるもの

この中で➀が一番リハビリの効果が期待できますが、発症から半年以上経過していると首の付け根の筋肉が断裂・変性していまい、予後が不良となる場合が多くなります。

➁~➃については、原因となるものの改善が図られないと頭(首)下がり自体の症状も変わってこないと考えます。➁はお薬の変更で変化が出ると思いますが、➂➃はこの症状の主治医と頭(首)下がり症候群を診ていただいている医師の見解の違いが影響するでしょう。


時間が経過すると予後が不良になることがあまり知られていないので、受診した際には手術適用になりやすいと思います。全体の約3割を占める「突発型」:朝起きたら頭が上がらない は、様子見しているうちに半年が経過して・・とならないよう早めの受診を心がけて下さい。


また食事のタンパク質の摂取量が低いため筋力低下が出ている場合があります。高齢になると食事の量が減るだけでなく、食べる種類も減ります。意識してタンパク質を摂ることで、筋肉の動きが良くなり症状が改善する場合があります。体全体の筋肉量が減るサルコペニアにならないよう注意が必要です。


当院でも頭(首)下がり症候群の患者さんのリハビリを行っておりますが、この患者さん(90代女性)は先に頭(首)下がり症候群を専門にしている医療機関を受診して、薬や脳の疾患のせいで症状が出ていないことを確認して頂いております。週2回のリハビリで10回経過しましたが、首の持ち上がり角度が改善しています。夕方に疲労感が出てくるため、今後のリハビリメニューで対応を検討中です。


当院でのリハビリをご希望の方はお気軽にご相談下さい。HPのお問い合わせから、又は診療時間内にお電話でも結構です。
*但し、専門医療機関の受診は先にして頂き、投薬や脳疾患、内分泌疾患の影響で頭(首)下がり症候群が出ていないことを確認下さい。リハビリ効果を出すためにご協力をお願い致します。



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