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2022.04.17

この時期はぎっくり腰が多いので・・

☆ 腰が痛いと湿布を使いますよね ☆

寒い時期に頻発するイメージがあるぎっくり腰ですが、暖かくなってき
た桜の咲くあたりから増える傾向があります(開院以来の経験で)

重いものを持ち上げたり下ろそうとして発生すると思われがちですが、
起床時に布団から出ようとして、洗面所で顔を洗おうとして、トイレで
便座から立ち上がろうとして等の、物を持っていない状況での受傷が多
い気がします。体の角度が変わった時に「不意に」ということでしょう
か。

このぎっくり腰は「温めるのですか?冷やすのですか?」とよく聞かれ
ます。ぎっくり腰は「急性腰痛」「怪我」なので、傷めた直後は冷やし
ます。受傷後炎症が治まるまで72時間は冷やします。この時は氷や熱
を奪うもの(コールドスプレー等)を使います。

「湿布ではダメですか?」と聞かれますが、湿布は冷湿布でも温湿布で
も皮膚温度が変化しないので、この場合は不向きです。湿布は冷たく感
じる湿布、温かく感じる湿布であることを覚えておいて下さい。

☆ポイント
湿布は冷たく感じる、温かく感じるだけで皮膚温は変わらない。

受傷後72時間が経って、直後からの強い痛みが少し変化してきたら、
今度は温めて血行改善を図っていきます。が、重症度が高いと温めて痛
みが出てくる、強くなることがあるため注意が必要です。

ぎっくり腰は安静固定が重要だと考えていますが、体の軸を真っすぐに
してから安静固定をしないと効果が低くなります。「変な恰好」「へっ
ぴり腰」など真っすぐに立てないのがぎっくり腰ですので、力の入りす
ぎを緩めて、力が抜けているところを整える治療をします。

☆ポイント
体の軸を整えてから安静固定しないと経過が長引きやすい。

腰の調子がおかしいな・・と思ったら早めのケアが大事ですが、
① 足元の冷えに注意する。
② お腹の調子が崩れないよう注意する。
③ ソファーなどのお尻が沈む椅子には座らない。
に留意してお過ごし下さい。

急な治療の場合は、まず院にお電話(049-246-3969)して
頂ければアドバイス等をさせて頂きます。

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